かつらメーカーの価格とサービス

各メーカーのサービスごとの価格と強み

かつら・ウィッグを提供しているメーカーは、それぞれに独自の価格体系、強みを持っています。各メーカーの詳細についてはそれぞれのページを見ていただくこととして、ここでは各メーカーを比較しながら評論していきたいと思います。

1.アデランス

アデランスの強みは、総合的な実力です。品質面でも他のどこにも見劣りしませんし、価格はちょっと高めとはいえアートネイチャーあたりに比べるとかなり安く、アフターサービスなどを考慮しても、納得できる料金体系です。
口コミサイトでも、「アートネイチャーと比べたら、アデランスのヘアクラブの方が月2万で済むからこちらを選ぶ」という話を聞きます。
月2万円が安いとは言いませんが、平均的なサラリーマンなら決して負担できない金額でもありません。

2.アプラン

アプランは医療用かつらに強みを持っています。ただし、医療系メーカーの特長として、「商品力が弱い」=精巧なかつらを作るのはうまいが、それを魅力的な商品とすることには長けていないというウイークポイントがあるように思われます。
料金は全頭タイプで25万円。スキンツーペが22万円などとなっており、比較的購入しやすい価格帯ではあります。

3.アートネイチャー

アデランスと並んで日本を代表するかつらメーカー。私が調べた範囲でも、品質面ではかなりの水準と思われます。
ただし、このメーカーはWebサイトを見ても料金などに関する記述が見当たりません。「まずは問い合わせをしてもらって、営業マンと商談をはじめる」という営業スタイルを守っているのでしょうか。
たとえば、REQUAなどは良い製品だとは思います。都市伝説的に「手のひらサイズで約60万程度」といわれていますが、問い合わせても「密度や本数による。とにかくサロンに来て」の一点張りです。その後のアプローチのしつこさに懲りて、怖くて近寄れないのです。

4.スヴェンソン

ドイツ生まれのメーカーで、「ヘアウィービングシステム」という編み込み式増毛法には定評があります。
天然の人毛を使っている点も評価が高いのですが、私は個人的に「人毛だから良いかつら、とは一概に言えないなあ」という感想を持っています。人それぞれ髪質が違うので、人工毛とは別の意味での違和感、不自然さが感じられることもあるようだからです。
価格帯は本数によって15万円代後半~60万円。
月極の定額制もあって、こちらは9,400円~2万円。ただし初期費用に5万円~10万円がかかるのがネックでしょう。

5.ウィズ(With)

2002年設立の「かつらベンチャー」ともいうべき会社で、徹底した合理化によりコストパフォーマンスの高いかつらを販売して急成長……という図式は非常にわかりやすいです。
標準タイプが14万8,000円~16万8,000円という価格帯は確かに魅力です。しかし「メンテナンスは最寄の提携理美容店で」というドライな商法は、かつらの場合どうでしょう。少なくとも私は美容院で衆人環視の中、かつらをはずしてメンテナンスしてもらう姿をさらし続ける根性はありません。

6.プロピア

植毛したフィルムを皮膚に貼り付ける「ヘアコンタクト」で有名になったメーカーです。「生え際の自然さ」は確かに高く評価されるべき技術だろうと思います。
ただし、2週間を過ぎると、接着してある部分の皮膚がかゆくなったり、ごっそり毛が抜けたりして、あわててメンテナンスに行かなくてはならないという口コミが多いです。
ちなみに「4年間で200万円かかった」というユーザーの情報もあり、私はちょっと近寄れませんでした。

7.ヘアダイレクト

「業界最安値」を売りにしているメーカーです。
部分かつら64,800円、全頭かつら74,800円は確かに「価格破壊」と言えます。ネットで注文・宅配で配達というスタイルですから、他のかつらメーカーのように「不自然さがない」「バレない」といったデリケートな仕上がりは期待できません。

8.Good・Job(グッドジョブ)

オーダーメイドかつらが150,000~198,000円というのはなかなか良心的な価格だとは思います。
ただ、かつらというのはずっと使い続けるものなので、「アフターケアやメンテナンスも含めての商品」なのです。メンテナンスのできる店舗数が少ないのは大きなボトルネックでした。

かつらは本当に高いのか?

ここまで、いろんなメーカーを比較してきました。
「それにしても、かつらというのはお金がかかるものだなあ」と感じた方もいらっしゃると思います。
確かに、安いとはいえませんよね。

でも、どうなのでしょう。

ずーーーっと髪を気にして生きることの苦痛と、たとえば軽自動車を購入するくらいのお金とを比べて。

私は、それほど高給をもらっているサラリーマンではありません。正直、月々かつらにかかるお金が負担でないといえば嘘になります。(苦になるほどでもありませんが……)

ただ、今思うと、日々「ハゲていく……」という恐怖に怯え、人の目を避けていたあの頃の毎日は、さながら地獄でした。
「あの地獄に戻るくらいなら、月々の支払額なんてたいしたことない」と感じています。
ちょうど車のローンのようなもので、払うと決まれば、なんとかなるものです。

でも、まだかつらに踏み切れない人は、「そうは言うけどなあ……」と思うでしょうね。

そこで次は、もう一歩踏み込んで

といった「ぶっちゃけ系」の疑問について答えていくことにしましょう。